「お母ちゃんへ」
ゆき 雑種 11歳

■「タダの黒い塊が命になった日」のアンサーレターです。
いつもあっちこっちの大学病院に奔走してくれて有難う。あたしの為に。。。
あたしがお母ちゃん、あなたに取ってかけがえの無い存在になって。。。嬉しく思うゎ。
あたしは知ってるの。あなたが母親も父親も小さい時に亡くした事。。。
世の中でたった一人でずっと生きて来た事。。。騙されない為、何も信じない様に生きて来た事。。。
だけど。。。あたしと知り合う事であなたは多くの方々の優しさ、思い遣り、暖かさを感じる事が出来た。。。
それを伝える為に、あたしはお母ちゃんの元に遣わされたのかも知れない。
もしかしたらあたしはあなたの母親の生まれ変わりかも知れない。。。。それはお母ちゃんが自分で時々感じてるでしょう?
だけれど。。。あたし達イヌはいつまでもお母ちゃんと居られない。
だから、今、この瞬間を一緒に大切に生きるの。。。
お母ちゃん、あたしが幸せか否かはもう考えないで良いのよ?
あたしは。。。唯、こうやってあなたと居られれば、それで良いんだから。。。
そして。。。お母ちゃんもこうやってあたしと一緒に居られるこの刻を尊んでる。
それで良い。。。
野原が走れなくても。。。もう病院以外のお出かけが出来なくても。。。咳が出て苦しくて眠れなくてもお母ちゃんが傍に居てさえくれれば。。。それで良い。。。
あたしを見詰めて、微笑んでくれればそれで良い。。。
あたしの大事なお母ちゃんへ。
